楽園がなくなったのは今にして思えば幸運だったと思う。何かにのめり込むには中学生は早すぎただろうから。
そしてわたしの興味は半導体素子、つまりハードウエアに戻っていった。キーボードは大学生になるまで一度も叩くことは無かった。マシンなかったしね:P
やがて高校3年生になって進路を決める時が来た。わたしの進路を決めたのは同級生のO君の一言だった。
「藤田〜、コンピュータはどんどん早くなるだろうけど、その後はどうなると思う?これからは通信の時代だよ」
正直いって彼の言葉の意味はよく解らなかった。でもその言葉には不思議な力が感じられた。彼からその名前を聞かなければ電気通信大学に入学することは無かったと思う。ものすごくマイナーだったし(今でもかな:P)
ちなみに彼は電気通信大学の同期入学生。彼の専門は電波通信(電波通信は携帯電話、地デジ、無線LAN、FeliCaとかも含めて非接触/移動体通信には必須の技術)これがNTTドコモが最初のMOVA端末を発売する7年前の話なのだから・・・今更ながらO君の驚くべき先見の明に感謝する m(_ _)m
ちなみに卒業したO君は大きな会社の研究部門に入りましたよ:)
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